参加型ゲームイベント「ロボットキティ」でうっかりキティファンになってしまった理由
仕事を選ばないことで有名なキティさん。キティを筆頭とする「かわいい」キャラクターグッズに一切の興味を持たずにアラサーになってしまったわたしです。が、今回シンガポールで開催されている「ロボットキティ展」に参加して、キティがもうめちゃくちゃ好きになりました。その理由を結論から言ってしまうと、一般人だけではなくオタクのときめきのなんたるかまでカバーしており、設定の細かさと世界観の作り込みがすごいからである。さすが世界のサンリオ様と言わざるを得ない。
細かな設定に満ちたキティロボット製造工場
まず入り口がこれ
この時点でだいぶかっこよくて迂闊にもドキドキしているわたし
そこはかとなく漂うガンダム感……
このイベントは「エンジニアである来場者がロボット製造工場でロボットキティ作りを行う」という設定。90年代感あふれるお姉さんが概要を説明してくれる。いいぞいいぞ
ロボットキティ製造工場における部署は全部で5つ。「チャージ部」「デザイン部」「セレクト部」「クオリティ部」「メンテナンス部」と分けられており、それぞれの部署でゲームに参加することでロボットキティの製造に関わることができるという仕組みとなっている。
キティ作りをサポートしてくれるのはおなじみのサンリオキャラクターたち。
くそ……かわいい……!!
このベルトコンベアに乗ってるキティがすごくかわいい
数あるコーナーの中で一番キュン死したのがバッドばつ丸。
バッドばつ丸バージョンのキティロボを勝手に作っているという設定っぽいのだが
か……かわいすぎる……!!!
なんだこの破壊力……
キティの設定が細かくて突っ込みどころをたくさん設けているところも偉い。かわいいだけじゃない。
新聞が何種類も貼ってあったり
背中のジェットで高さ5000メートルまで浮上が可能という細かい設定パネルや
キティの全パーツの説明もある。
心臓がりんごで、かわいいキャラあるある〜と思ってよく見ると
ひざ関節がクマ
これは殴られる前提の耐圧テスト
傷ついたキティたちがうなだれて修理を待っている
このコーナーだけ仄暗くて本当に悲しい気持ちになった。
キティ製造ゲーム
ゲームは全部で5種類。
例えばこれはデジタルクレーンゲーム的なもので
クレーンの高さで手を振り続けていると、不良品や偽物のキティがボロを出すのでそれを除去する。制限時間内に3体見つける必要がある。
画面に向かってバイバイをし続けるアラサーの図は滑稽以外の何者でもない。
これはセレクト部のゲーム。ハンドルを操作して指定されたアイテムを切り取る。普通に間違えてお姉さんに悲しそうな顔をされてしまった。
これはチャージ部。
ハンドルを上下に思い切り振ることでエネルギーが溜まり、それをキティにチャージするという仕組みになっている。ハンドルが意外と重い。
後ろで待っている子供がじっと見てくるなか、必死にパワーを補填するアラサー。
いたたまれない。
なぜいい年をした大人がシンガポールまで来て孤独と戦いながらゲームをするのかというと……
ロボットキティのフィギュアをオリジナルカスタマイズできる
入り口でチケットを買う際に、キティのフィギュアも購入することができる。
チケットは28ドル、キティフィギュアは38ドル。一緒に買うと結構な値段である。
白フィギュアは世界共通で、黒フィギュアがシンガポール限定とのこと。
カスタマイズパーツの一部がこちら。
なにこれかっこいい……ッ!
かっこいいというか、厨二病こじらせちゃった感すごい。羽……!!
羽欲しい!!!
リボンが電子チップって。最高かよ!!
それぞれのゲームをクリアすることでポイントが溜まり、アイテムと交換できるという仕組みになっている。
レベル3のアイテムが欲しすぎる。ゴリゴリの厨二カスタマイズしたい。
ふたりがかりで5部署のゲームをクリアし、ボーナスチャレンジもクリアした結果、
貯まったポイントは200ポイント。
LEVEL1のアイテムしかもらえなかった。
しかももらうアイテムを選ぶことができず、ルーレットで当たったものがもらえる仕組みである。なにこれ鬼畜
650ポイント貯めてバキバキに改造したいよ〜グギギ……
という人のために再入場チケットが売っている。
1周14ドル(チケットの半額)である。
なにこれ鬼畜
しかし来場者をよく見ると、すでにある程度カスタマイズされたロボットキティを手にしている! コアなファンがリピートしているようだった。
ざっと計算したが650ポイント貯めるには最低でも4周は回らなければならないので、少なくとも1アイテムにつき56ドル(約4500円)は追加で払う必要がありそうです。鬼畜
後日談
うちの子です。
ああウイング欲しい…ウイングとヘルメットのあるなしで全然違う……
と、instagramに投稿したところ、
親切なシンガポリアンがヤフオク的なサービスを教えてくれました。
嬉々として調べたところ、ウイングの相場は150ドル(約¥12000)
ヘルメットは120ドル(約¥10000)でした。泣いた
キティは仕事選ばないし、金を巻き上げる戦略が鬼畜すぎると思ったけれど、だとしてもストーリー性の高い設定下における参加型イベントと、高いデザイン性、カスタマイズの柔軟さ、何より一般の「キティちょうカワイイ☆」みたいなリア充女子からガンダム好きのオタクまで幅広い層が楽しめる世界観を作り上げることに成功しているサンリオには感服せざるを得ない。
厨二心をくすぐりつつリア充のハートも射止めることができるコンテンツがこの世にどれだけあるだろうか。さすがキティ、世界のキティ。
ああキティのウイング欲しい。。。。
悔しいのでガンダムW買おうと思ってる。
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デスサイズが好きだよ〜(好きなのはトロワだけど)
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