【閲覧注意】異次元B級スポットハウパーヴィラ徹底解説【珍妙】
かの有名な「奇界遺産」でも紹介されている、シンガポールのB級観光スポット「ハウパーヴィラ(Haw Par Villa 、虎豹別墅)」は知る人ぞ知る珍名所。日本のガイドブックにはほとんど載ってないものの、シンガポールでは歴史のある有名な観光地である。近代都市シンガポールに似つかわしくない、東南アジア感あふれるカオスなテーマパークは、訪れると想像以上のキモさで絶句する。大事なことなのでもう一度言うが、キモさで絶句するカオスぶりである。とりあえず私はもう行きたくない
ハウパーヴィラって?
ハウパーヴィラ、別名「タイガーバームガーデン」。
シンガポールの有名な軟膏タイガーバームによって財を築いた二人が1937年に作ったテーマパークである。タイガーバームは湿布のような役目を果たす塗り薬。おじいちゃんちの薬箱に1つは入っているのを見たことがあるのではないかと思う。
虎標萬金油 Tiger Balm White/白 30g 肩凝り・腰痛・筋肉痛・関節痛 1個 [並行輸入品]
- 出版社/メーカー: Tiger Balm
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る
Wikipediaより抜粋
ハウパーヴィラは、軟膏薬タイガーバーム (虎標萬金油) の売り上げで巨財を成した胡文虎 (en:Aw Boon Haw 、1882年-1954年) と胡文豹 (Aw Boon Par、1884年-1944年) の兄弟により建設された。Haw Par Villa 及び虎豹別墅の名称はこの兄弟の名に因んだものである。 園内の像・ジオラマは、地獄・極楽の様子を表したものや、『西遊記』や『山海経』に登場する神仙・妖怪・瑞獣、『二十四孝』の道徳説話の場面など、中国の精神世界を紹介したものが多い。主にコンクリートを用いて造形された像の総数は1000以上、ジオラマは150に上る。これらの像はいずれも極彩色かつ見方によってはグロテスクな造形をしており、日本の力士や自由の女神像など、中国とは関係のない像も混在している。所狭しと並べられたこれらの像によるキッチュな景観がこの庭園最大の特徴である。
胡文虎と胡文豹は西洋の医学の勉強をしていたが、胡文豹は西洋よりも中国の医学や文化に強い興味を抱き、英語学習すら止めてしまった。結果タイガーバームが完成するわけだが、その過程に於いて学んだ中国の文化を世界に紹介する場としてタイガーバームガーデンを設立したのである。
ハウパーヴィラのカオスな世界
最寄りの駅に着くと、ハウパーヴィラがどこにあるのかすぐわかる。
なぜなら
明らかにおかしな建造物ある・・・!
巨大なヘビがヤギと闘ってる・・・!(?)
こちらが地獄への入り口である。
異様な建造物に導かれながら坂を登っていくと・・・
超巨大なお相撲さんが出迎えてくれる。
若かりし日の若乃花がモチーフとの一説も。若乃花もまさかシンガポールに自分の巨大な像があるとは知らないであろう
その横には自由の女神がニューヨークさながらに佇んでいる。なんでだよ・・・
そこかしこにあふれる巨大な動物たち。とにかく全てがデカイ。グロテスクさが一層強調される。
そのうち、動物とかじゃなくて人間と融合し始める。
中国に伝わる物語を具現化した建造物もたくさんある。
写真をよく見て欲しいのだが、さっぱりよくわからない。
カオスな彫刻の数々に蓄積されてゆく疲労を引きずって坂道を登っていくと、急に目の前が開ける。
えっ
宗教!?!?!
近づくとめちゃめちゃ巨大であることがわかる。本当に怖い。進撃の巨人を彷彿とさせるし、実際首から食いちぎられるんじゃないかと戦慄した。
ちなみに何か縁起の良さそうな石もあった。
意味がわからない。
噂の地獄ゾーン
この時点ですでにかなり食傷気味であるが、それは突然現れた。
岩から生首!!
そう、この先があの有名な地獄ゾーンなのである。
薄暗い岩牢の中で迎えてくれるのは閻魔様。
入ってすぐ殺される。考えつく限りで最も痛そうなやり方で殺される。どれを見ても痛い。死にたくない。地獄絶対行きたくない
もう見てるだけで顔が痛い。
なかなか死ななそうなやり方で殺されてる人もいる。痛い、痛いよお
こんな感じでひたすらにあらゆる地獄の責め苦を見ることができます。
精神的にものすごく疲れます。
地獄を出るとそこには・・・
完全にぐったりして地獄を出ると、そこに広がるのは
!?!?!?!
泣く赤子を放置しながらおじさんに乳を吸わせる女性とそれを見て愉快そうにしている子供の図。
混乱がピークに達し、軽くブラックアウトする。
なんでこれが地獄の後に出てくるんだろう。生まれ変わっても地獄ってことなのかな?生きるとは地獄よりも理不尽であるということかな??
その他
タイガーバームもばっちりPRしてる。ここだけファンシー(というか不気味)
園内にはあらゆるタッチの虎が。
このほか、動物たちの茶番ゾーンもある。何を言ってるかわからないと思うが、動物たちの茶番が見れるのである。
唐突に現れるキウイ。
一見かわいいが、しゃがみこんだ私よりもでかい。全然かわいくはない。
ハウパーヴィラにおける注意事項
・所要時間は1時間を見ておけば十分。意外と狭い。
・屋外をひたすら歩くので、日傘や帽子は必須。水を持っていくこともオススメする。日が高い時間は避けた方が良いかもしれない。
・疲れる。肉体的にも精神的にも疲れる。
・デートで行くと別れる確率はディズニーランドよりはるかに高い
・酔っ払って行った方がいい
ハウパーヴィラへのアクセス
営業時間:毎日9am – 7pm ※最終入場6時
住所:262 Pasir Panjang Road, Singapore 118628
電話:6736 6622
バス停Opp Haw Par Villa Stnより徒歩2分
MRT Haw Par Villa(Circle Line)より徒歩2分
中心部からタクシーで約15分(ハウパーヴィラで伝わる)
ハウパーヴィラの周辺は何もないが、近くでご飯を食べたいのであればこちらのホーカーがタクシーですぐなのでおすすめ。
酔っ払って行った方がいいですし、行った後は酒が飲みたくなります。
ハウパーヴィラが紹介されている「奇界遺産」
なんと、タンブラーまであった。