シンガポール最大級のカラオケ「KBOX」の選曲センスが妙すぎるし無理ゲーである件
なんと、シンガポールにも日本の誇る文化「カラオケ」がある。しかも海外の曲だけでなく日本の曲もたくさん入っていると聞いて、懐かしさのあまり行ってきた。
シンガポールのカラオケ事情
実はシンガポールにはカラオケがたくさんある。中華系のバー(女の子のお店ではない)に行くとカラオケがあって日本の歌が入っていたり、DAMを採用しているカラオケまで。
最大級のチェーン数を誇っているのは「KBOX」。国内では11店舗のチェーンストアを展開している。運営会社は「カラオケ本舗まねきねこ」を経営しているコシダカホールディングスで、ローカルのカラオケだったKBOXを買収して少しずつまねきねこ化を進めている。
そう、シンガポールでもこのネコを見かけるのである。不思議な気持ちである。
シンガポリアンはあまりカラオケが好きでないと聞くが、それでもシンガポール国内のカラオケの数は多いからコアな層が通っているのだろうか。カラオケでは若者をよく見かける。
ちなみに、東南アジアでカラオケといえばほぼイコールでキャバクラである。シンガポールも然り。ゲイラン界隈に行くとたくさん見かける。が、このブログで紹介しているのは健全なカラオケボックスのことです!!
日本と同じ料金システム
今回はオーチャードにあるKBOXへ行ってみた。広々とした入り口の奥に見える、寿司ののれん。
のれんがあるのは、まさかのディナーブッフェ付プランがあるため!カラオケでブッフェ…なんのこっちゃ。
料金プランは日本と同じパック制。2時間パックと3時間パックを選ぶことができる。
時間帯によって値段が変わり、平日昼間は2時間15シンガポールドル(約1200円)、夜は18シンガポールドル(約1400円)。
金曜・土曜の夜は高く、28シンガポールドル(約2200円)。
ディナーブッフェ付プランだと3時間で32シンガポールドル(約2500円)。割とリーズナブル。
KBOXでは日本と同じように、フードやドリンクをオーダーすることができる。メニューのレイアウトが日本を彷彿とさせる安っぽさでテンションが上がったものの、値段を見て一気にシンガポール現実に引き戻された。ウイスキーのボトルを入れようものなら、1本2万円だな。ちなみにこの価格、シンガポール国内ではかなり良心的な部類。
飲み放題プランはなかった。まあそうですよね…チィ
日本と微妙に違うカラオケルーム
こちらがカラオケルーム!
ソファが派手に敗れていたものの、このうらぶれた感じが逆に日本の池袋界隈に来たかのような錯覚を覚えて愉快になる。
部屋には電話が付いており、フードやドリンクの追加オーダーができる。ここまではもう完全に日本のカラオケ。
しかし、肝心のカラオケの機械はなぜか一箇所に固定されており、非常に使いづらい。操作はタッチパネル式だが、反応がすこぶる悪い。
中国語、英語、マレー語が選べるあたりは、さすがローカルに根ざしたカラオケ。
この機械、タッチパネルの感度の悪さに加え、ものすごく使いにくい。機械の反応自体がとても遅く、1ページ戻るだけで果てしなく時間かかってしまう。
妙な選曲センス
イライラしながらもやっとたどり着いた日本の曲一覧。
古い。
日本の曲一覧の記念すべき1番目にノミネートされていた日本を代表するアーティストが、
北島三郎。
根気強く探すと最近の曲も出てきた。
ファンキー加藤をピンで押さえているあたりは昨今のファンキー加藤ブームに乗ったのかな?最先端じゃないか
このラインナップでヒャダイン入れてくるサブカル具合にヨダレが出たが、その隣にある「ひめキュンフルーツ缶」てなんだろう
歌ってみる
どんな怪しい画面が出てくるのかなと思いきや
お…?
これは…PVじゃないかッッッ!
楽しいィィィイ!!
日本語の字幕もちゃんと出るのはもちろんのこと、まさかPVまで出てくるなんて!!超楽しいじゃないか!!酒が進む!!!ハイスピードで!!!
人生一度き!り!ドリーム!掴みたいから!今!
全力でランニングマンするワシ
ランニングマンを踊ると確実に記憶が消えるので酔っぱらうとよく踊る。おすすめです。
ただ、やはり曲を探すのがいくらなんでも大変すぎる。
誰かが歌っているのを盛り上げる余裕がまったくない。人が歌っている間は部屋の隅っこにある機械に向かって必死で知っている曲を探す時間…。絵面が怖い。
最終的に「相手が歌い終わる前に自分の歌いたいトリッキーな曲をいかに見つけられるか」ゲームと化したその場はさながら戦場であった
総括:カラオケは最高
目的が変わってしまったものの、日本の曲をカラオケで歌うことができるのはめちゃめちゃ気持ちがよかった!
カラオケは比較的夜遅くまでやっているので、仕事終わりに飲んだあと二軒目でカラオケみたいな、サラリーマン的な正しい金曜の夜が送れると思うだけで愉快である。
日本でカラオケ行くとだいたい飲み放題つけてるから、ついついそんなテンションで狂ったように飲んでしまい、会計時に酔いが一瞬で醒めた。
カラオケで気分転換、おすすめです。(財布に余裕があるときな)
(でも次からはカッページのDAMの機械のところに通おう)