【閲覧注意】孵化直前の卵「バロット」と孵化直後の焼鳥「ワンデーオール」食べ方【フィリピンおつまみ】
フィリピンの珍味「バロット」。それは孵化直前の卵を茹でて食べるもの。道端のバロット屋さんからいつでも買えて、その値段は15ペソほど(40円くらい)とリーズナブル!
グロテスクな食べ物としてテレビなどでもたびたび紹介されるバロット。食べ方にちょっとコツがいるのでご説明します。ちなみにわたしはバロットにハマりすぎて、財布をなくしたくらいには好きです。結論から言うとうまい(;;)
孵化直前の卵「バロット」
初めて食べたのはフィリピン・バギオのナイトマーケットにて。
ナイトマーケットは夜だけ開かれる路上市場。古着やアクセサリー、ニセモノのブランドグッズまでが安く買える、フィリピン人の生活を垣間見ることができる場所です。特に休日はものすごく混雑!スリにはくれぐれも注意しましょう。
バーベキューのお店が立ち並ぶ一角にできている行列、そこはバロット屋さんでした。
この卵たちがバロット!1つ15ペソ(約40円)と非常にリーズナブル。
保温してあるので熱い!
お兄さんに「一番おいしいの選んで」とお願いするとピックアップしてくれますが、自分でも選ぶことができます。
選ぶコツは「振った時にカタカタ音がするもの」
振った時に中で何も動いている感触がないと、茹ですぎの可能性が!茹ですぎは普通のゆでたまごみたいになってしまうので避けたいところ。
バロットの食べ方
おいしい卵を選んだら、テーブルなどにぶつけてヒビを入れます。
上から殻を少しずつ剥くとこんな感じ!
どっちもいい状態のバロット!
このまま上に口をつけて、中の謎汁を吸います。気分はちょっとした魔女。
しかしこの謎汁がうまい(;;)!卵白ではなく、完全に汁です。濃厚な鶏ガラスープみたいなおいしさ!うまく吸わないとだらだらこぼれるので注意が必要。
謎汁を吸い終わったら、さらに殻をむいて……
【ちょっと閲覧注意】
ちょっと鳥になりかかってるー!!!!
この子に、お店に置いてある調味料をふりかけます。おすすめは普通に塩だけで、辛いのが好きな人は唐辛子ビネガーも合う。
味をつけたら一気に口に入れます!うまい(;;)うまい(;;)鳥さんありがとう(;;)
味は濃厚なゆでたまご。鳥のうまみが凝縮されていて、ひとくち噛むごとにしっかりした卵の味がひろがります。硬さもちょうどいい!これは良いバロットだ〜
中に硬い皿のようなものが入っていて、それは食べられないので捨ててください。
よく聞かれるのが、
「羽毛とか感じないの?」
「骨とかないの?」
ですが、結論としてはどちらもNO!ゆでたまご食べている感触以外には特になにも感じないので大丈夫。生臭さもないし、めちゃめちゃおいしいです。
毎日食べちゃダメ
バロットは栄養価が非常に高いため、1日1個までと言われています。
また、毎日食べるのも良くないそう!
滋養強壮に良いので男性に特におすすめします(いろいろな意味で〜)確かに夜中に食べるとしばらくは目が冴える。
嫌いなフィリピン人もいる
バギオでは「バロット好き〜!」というと喜ばれたのですが、セブでは「え、バロット食べるの!?ありえないキモ!!」というリアクションをいただきました。
これは地域ではなく人によりけりのようですが、確かにバギオでは路上でもよく見かけたけどセブはそこまででもなかったなあ。
セブではタクシー運転手さんにバロットが食べたいとごね、スラム付近のバロット屋さんに連れて行ってもらった。汁がこぼれるけど、外で食べるのは危ないから車にすぐ入れ!と言われました。3ヶ月ぶりに食べるバロットに興奮し、大騒ぎし、結果、タクシーに財布を忘れて意気揚々とホテルへ戻りました。
財布返ってこなかった……でもセブのバロット食べれたからいいや。そう思えるくらいにはうまい(;;)
孵化直後の焼き鳥「ワンデーオール」
食べるのは孵化直前の卵だけではありません。孵化して24時間以内に焼き鳥にしたものを「ワンデーオール」と呼びます。
これもナイトマーケットにて。
バーべキューの屋台
ワンデーオールくださいっていうとでてくるこの子。
【ちょっと閲覧注意】
串刺しになっているこの子、生まれたての子。だいたい3匹1セット。
甘いソースや唐辛子ビネガー、醤油などをつけて食べます。これもうまい(;;)
バロットに比べればもう出来上がっているので骨もある。でもまるごとペロリと食べられるくらいには骨も柔らかい。頭も全部食べれます。
結構ボリューミーなので1串食べるとお腹いっぱいになるわたし。
番外編:焼き鳥
フィリピンはバーベキューのお店がたくさん。ナイトマーケットだけではなく、路上でいい匂いがしてきたらバーベキューです。
日本の焼き鳥のようなものもあって、それがおいしい!!
食べたい串を選んで、その場で焼いてもらう。
ハツ、レバーなど内臓も豊富!
ナイトマーケットでは悲しいことにお酒が飲めないので、各種おつまみを買って帰っておうちでビールと合わせましょう。今日はガツンとレッドホースだよ。
おすすめはハツ。サイズも大きくてぷりぷりしてる。レバーもおいしい。
いちばんは血液!黒い四角い串ですが、血に味をつけて固めたものを焼いているらしい。スパイスの味がほのかにしてうまい(;;)うまい(;;)ビールにめちゃめちゃめちゃ合う(;;)
冷静に考えると、生の状態で外に置きっぱなしの鳥たちは衛生状態大丈夫なのかなーと不安にもなりますが、10回以上食べたけどお腹壊したことはないので大丈夫のようです。キャハハ!
バロットを食べるメリット
グロ注意なこれらの食材、友達からよく「なんで食べようと思ったの!?絶対ありえない!」と言われること多々です。
これは完全にわたしの持論なのですが、その国の癖のある食べ物を好きというと、現地の人と一気に仲良くなれる!
日本で外国人と話した時「イナゴめちゃくちゃ好きなんだよね〜この辺だとどこで買えるの?」って言われたらちょっと親近感湧きません?
フィルピン人の誰とでも絶対盛り上がる鉄板ネタとしてバロットを食べておくと旅が捗ります!
おいしいし、栄養もあるしバロットは最高だ〜!